静岡・島田にある日本料理店「肉割烹 五平」。
静岡県の中部に位置する島田市。
この島田市を堺に遠州、駿河と東西に分かれ文化も異なる。
そんな島田にて長年地元から愛される日本料理店がここ。
創業は1965年、区画整理で2000年にこの場所に移転。
五人兄弟で五丁目に住んでいた創業者の父の名前は「吾平」。「万事平和にいきますように」という意味で名付けられる。
・大将:曽根陽さん
韓国人俳優の「マ・ドンソク」似。菊川の「おぶね」高木大将とも親交があるようです。
店名から肉割烹専門と思いきや、会席コースもあれば、すっぽんコース、時期によっては河豚コースと数種類コースが用意されている。
今回は「カウンター肉割烹 16,500円」を。
大将は他にもステーキ店を営んでおり、その関係でこちらでも和牛を取り入れたコースを構築。
和牛は部位ごとに仕入れを変えるという徹底ぶり。
だが肉肉しいコースではなく、和牛はあくまで五平の和食を盛り上げるための要素。最後まで軽やかにいただけた。
この動画は一番下のリンクから❗️
以外、いただいた料理。
・先付け
左はよもぎ豆腐と甘海老の昆布〆。
右はミノにこのこ(ナマコの卵巣の塩漬け)を和えたもの。
ミノにこのことはナイスアイディアですねぇ。こりゃいい当てだ。
・蟹とフォアグラの茶碗蒸し
フォアグラの茶碗蒸しはこちらの定番のようです。季節によって入れるものを変える。濃厚で嫌いな人いないわな。
・カタサンカクの昆布〆
ねっとりと舌の温度で溶けれるとミルキーな和牛香を感じられる。
・五平風のレバニラ
ニラは生の部分と火が入ってる部分のコントラストを楽しめるようになっている。
・ズワイガニのサーロインのローストビーフ巻き
ズワイガニをサーロインのローストビーフで巻いて、上にはバターで炒めたクレソンと雲丹を乗せて。
不思議な足し算の口内調理だけどクレソンの苦味がいい感じに調和してます。
・カリフラワーと人参
昨年収穫した人参はじっくりと甘味を引き出したもの。
山椒が効いた和牛100%の肉味噌がまた酒の当て。
・シャトーブリアンのカツサンド
醤油ベースのソースにも細かく刻んだトリュフを入れ香りを際立たせる。
・三角バラのお椀
岡部の筍とワカメ。三角バラの脂がいい感じにお椀に広がる。
・蟹の炊き込みご飯
・蟹のにゅうめん
出汁は蟹と水と酒のみ。
ここに和牛は入れないんだ。確かに中途半端に肉入れられてもなと思うのでこれは英断だと思われます。
にゅうめんの汁をご飯にぶち込む。
ほのかにバターの香りがすると思ったら一滴だけ入ってるようです。
・イチゴの牛乳プリン
イチゴは地元の章姫。まるで大人のフルーチェ。
本日のお酒とお茶
お会計は一人約22,000円。
静岡食材をふんだんに使い、決して肉肉しくない肉割烹コース。ごちそうさまでした。
コメント