麻布十番から広尾に移転した四川料理店「飄香」。フレンチの「Ode」の近くです。
18時から入店が可能で18時半一斉スタート。
以前のシェフのスタイルとは変わり14品もの少量多皿を一人でこなす。
メニュー表は漢字二文字で表し食べ手の想像を掻き立てる。
店名に「香」とある様にどの料理も香りが印象的だ。四川料理は辛いものばかりかと思われるが実はほぼ家庭料理。所々に多種多様なスパイスを効かせ、あくまでコースに緩急をつける役割。
伝統的な四川料理がベースだが現代的なアプローチで仕上げる無化調料理はかなり独創性に満ちている。
シェフの仕事は緻密で食感、香り、味わいを巧みに散らし最後まで飽させない手腕とそのバランスが秀逸だ。
一皿一皿にストーリー性があり、時には料理を弦楽器、夜空、満月、キノコに見立てたパンまでもまるでアート作品のようである。これが美しくて見事としか言いようがない。
ペアリングはシャンパン、ワイン、紹興酒などでこれがまぁまぁな種類出てくる。
こんなに凄いのに何故かまだあまり知られていないようだ。よし、私が広めようじゃないか。
以下、いただいた料理の写真。
この日のペアリング
本日のお会計約45,000円。また来ます。
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